Live Report |
『The project of International Dharma Music on Visakha Puja Da』 2006年5月9日 タイ チェンマイ ワット・スワンドーク 2006年5月11日 タイ チェンマイ ワット・ドイステープ チャンサトンとの共演 9日夜はワットスワンドークで演奏。12日がタイでは仏誕節にあたる。この日は、なんでも釈迦が生まれ、悟りを開き、亡くなった日 だという。 それにあわせて、近年、チェンマイでは大学等が寺院と協力してコンサートなどのイベントを開催している。その一環で僕もチェンマ イのお寺で演奏することになった。 8日深夜の便で関空を出発し、9日朝にチェンマイに到着。午後にリハーサルを軽くして夜7時よりイベントが開始した。 演奏は別に緊張しないのだが、タイ語で自己紹介とかMCをしてくれというのはさすがに緊張した。中国語なら特に問題ないが、タイ 語は学校で勉強したものではないので、少々なまりやスラングがある。 天気はあいにくの曇りで、ここ数日夜になると雨が降る。この日も僕がソロを演奏し終わると雨が降り始め、チャンサトンの演奏がす べて終わったとたん大雨が降った。 11日夜はドイステープでひょうたん笛(フルス 葫芦絲)の演奏。 12日は仏誕節のため、夜になると功徳をつみに人々が山にもぼってくる。とにかく人の群れ。 かつては粛々と人々が山のぼりをして夜を徹して仏誕節に参加したものだったというが、いまでは一日中、山はお祭り騒ぎだ。所狭し とならぶ出店、14キロにわたる人の群れと行列。音の洪水、ありとあらゆる音楽、さまざま各地から来た音楽、太鼓やシンバルの音。 かつては村ごとにグループを作って粛々と4時間かけて山を登ったという。いまでは学校の新入生の一種の通過儀礼だったり、ナンパ 目的の男の子や女の子、同じくナンパ目的のおかまさんたち。 うちのグループも5人、グループの半分がおかまさんなので、ピックアップの荷台にのって男の子を物色。みんな甲高い笑い声と「き ゃーきゃー」、「じゃーお、じゃーお」と騒がしい。 ここ数日、毎晩雨が降っていたが、案の定この日も演奏を開始する直後は雨だった。 フリーリード管楽器の重奏(ビージュム)と即興の歌垣ではじまり、僕らの演奏、ラオスからきた歌手たちやチェンマイのいくつかの グループ、イサーンのカントリー音楽(ボンラーン)、カレン族のカントリー音楽が演奏された。 踊りあり歌ありで仏誕節を祝った。 そんな騒がしい中でも、境内の屋根のある軒下では尼僧や熱心な信者が横になって12日の来るべき儀礼の始まりを待っていた。 この日は仏誕節。仏陀が誕生した日、悟りを開いた日、亡くなった日。 僕の名前も「悟」なのでなんだか恥ずかしい気持ちだ。 この夜はいくつかの仏像には白い頭巾がかぶせられ、悟りを開く前の様子を表していた。 ライムアングループ。繊細な音楽を演奏する。 (下の写真1枚目)ウッドさん。2枚目はリーダーのボイさん。この方が僕にピンピアをつくってくれた。 アップル先生が質問してくる。タイ語で答えるのはちょっと緊張する。 ラオスから来た歌手。ナショナルアーティストなのでさすが美しい歌声。 チェンマイ大学のイサーン音楽クラブ。 ワットロイクロでランナー音楽をおしえる、音楽の天才にして、最近カントリーソングを歌うようになったエットさん。 ビジュムの伴奏に合わせて即興で歌う「ソー」 |
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