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People, LIfe and MUSIC
from Yunnan, Thai, Laos, and Burma
中国雲南省、タイ,ラオス、ビルマの人、生活、そして音楽
日本や欧米では世界各地の民族音楽が紹介されるようになりまし た。最近は民族音楽を素材にした新しいワールドミュージックが流行っています。 ここで紹介するのは、世界の流 行とは縁のない「黄金の四角地帯」の音楽…。 ひょんなことからこの不思議な大地の人、生活、そして音楽に惹か れた僕は旅を続け、「音楽」という必ずしも共通ではないコトバを通して人々と交流してきました。 僕がそこで出逢った 音楽とは、「生活に根ざす音楽」でした。 彼らは一体どんな人々なのか? どんな生活を送っているのか? そしてどんな音 楽を育んできたのか? 音楽は畑を耕すように、人々の愛情を受けゆっくりと育ち、人々の生活の糧となり、生命とな ります。そして、人々は心血を注いだ収穫をお互いに交わしながら共に音楽を味わい、耕しつづけるのです。 音楽が僕たちの生活から離れてしまってからどのくらい経つでしょうか? 現代生活において、音楽はどこか孤立した一要素 のように分類され漂っています。 そして、生活に根ざす音楽を受け継いできた大陸の人々の日常生活においても、 音楽は少しずつ生活から離れようとしています。 現代社会に生きる僕たちの生活習慣から生活に根ざす音楽が遠ざかっても、ふとしたときに、僕たちの太古より脈々と受け継がれてきた血が「音楽は人間の命の営みから生まれてくる」 という記憶を甦らせてくれる気がします。 ここにあるものは、人、生活そして音楽がひとつにつながっている物語 。異文化を通して、忘れかけた感性の世界を探ってみたいとおもいます。 | |||